あおのラララ♪ライフ

暮らしを楽しむブログ

ある日突然、母の介護が始まりました

はじめまして。50代主婦のあおです😊

今日からブログデビューします。どうぞよろしくお願いします。
まず最初に、このブログを始めるきっかけとなった私の母について、少し書いておきたいと思います。

目次

 

早朝の電話

約半年前のことです。私は夫の海外赴任に伴い、ポーランドで暮らしていました。
ある日の早朝、電話の音で目が覚めました。ほとんど電話をかけてこない日本にいる息子からです。
息子は、私たちが留守中の我が家で、一人で暮らしていました。隣には母の家があり、母もまた一人で、社会人になったばかりの息子の身の回りの世話をしてくれていました。
息子からの電話によると、昨日まで普通だった母の様子が、今朝になって突然おかしくなり、言動が異常だと言うのです。
その後の電話のやりとりで、母とも話しましたが、明らかにいつもと違っていて、息子は大変そうでした。
しかしポーランドにいる私は、すぐにかけつけることもできず、症状から考えられる病気を検索して調べることぐらいしかできませんでした。

病院での診断結果は、心原性脳塞栓症(脳梗塞の一種)。母はすぐに入院することになりました。

そして私は、夫を残して一足先に日本に帰国することになったのです。

緊急帰国

脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害となり、別人のようになってしまった母。幸い、手足の麻痺等はなかったものの、これまでできていたことができなくなり、記憶障害、注意障害、日時や場所や人物の認識がうまくできなくなる見当識障害、妄想、幻覚、人格変化のような様々な症状がありました。
80歳になっても、しっかりしていて、家事も完璧、身なりもきちんとしていた母だっただけに、私はこの現実をなかなか受け入れることができませんでした。

病院で、退院後の生活について、在宅介護か介護施設入居か問われましたが、在宅介護を選択しました。母一人娘一人なので、私が母の家で一緒に暮らすしかありません。

要介護1

入院から二週間程経って母の退院が間近になった時、これから毎日、母の家で、ほぼ二人っきりで過ごすことを考えたら、急に不安になりました。
私は、退院後の生活について相談に応じてくれる医療福祉相談室が、病院内にあると聞いて訪問することにしました。
ソーシャルワーカーの方が、とても親身になって話を聞いてくれたので、少し気持ちが楽になりました。そして、私達が住んでいる場所の地域包括支援センターに連絡をとってくれました。
早速、母の退院前後に数回、地域包括支援センターから看護師さんとケアマネージャーさんの訪問があり、専門的な立場でサポートしてくれました。そして、なるべく早く必要な介護サービスを受けられるように、市役所に手配してくれました。お仕事とはいえ、優しく親切に対応してくれたので、本当にありがたかったです。
その後、市役所から要介護認定の調査員が来て、聞き取り調査を受けました。
約1ヶ月後、その聞き取り調査と主治医の意見書から、母は「要介護1」と認定されました。

母の妄想

退院したばかりの頃、母は朝起きて、私のことを認識できないことがありました。よそよそしい態度で質問をしてきます。

「あなたは誰なの?どうしてここにいるの?」
私が、「あなたの娘」と答えても信じません。私が母の娘であることを証明しようとすればするほど、母にとって私は、娘の名を名乗り、娘の息子を自分の息子だと言い、娘の夫を自分の夫だと言う気味の悪い偽者になりました。病気なのだから、、、と思っても私は腹が立って仕方がありませんでした。私がムキになればなるほど、母もムキになって、、、もう喧嘩です。
それ以来、母が朝起きた時に、私のことを、本物と認識するか、偽者と認識するかで、その日一日の私に対する態度や呼び方が変わりました。
毎朝、本物と認識されることを願っていましたが、本物になったらなったで、
「あの人(偽者の私)にひどいことを言われた。あの人は、とんでもない悪人だからもう会いたくない。」

などと言われると、あの人とは私のことなので返事に困りました。
母の妄想は、さらに膨らんでいき、私の夫が、ポーランドから隣の我が家に帰ってきているのに、隠れていて姿をみせないと思い込むようになりました。そして時々、あの人(偽者の私)が一緒にいると言います。私の息子も、あの人にとられてしまうと心配しているようでした。
母は、他にもあり得ないことを言うことがありましたが、思い込んだら、証拠を見せても、誰がどんなに説明しても、考えを訂正することはありませんでした。
一日中ほぼずっと二人っきりで、母の言葉に振り回されていると、さすがに辛くなりました。
母の担当のケアマネさんにデイサービスを利用するように勧められました。
母は気が進まないようでしたが、私のためにも、まずは週1回通ってもらうことにしました。

そして最近

冬が過ぎて、春がくるように、母の症状は徐々に改善され、妄想や幻覚のような症状はなくなりました。これは思いもよらなかったことで、嬉しい限りでした。
高次脳機能障害は、ある程度は回復の見込みがあるそうです。死滅した脳細胞をよみがえらせることはできませんが、隣接箇所が代わりに機能を果たすなど、もとにもどっていく可能性もあるそうです。

最近の母は、認知症のような症状はありますが、生活に必要な能力は向上してきて一人でできることが増えてきました。

母の担当のケアマネさんは、毎月1回、訪問してくれます。何でも気軽に相談できる雰囲気をもっている女性で、母も親しみを感じているようです。
そして、週2回デイサービスに通っています。 

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今年3月には、夫がポーランドより帰国して、定年退職でほぼ家にいるので、私は気持ちがとても楽になりました。

こうして、少し余裕ができたのでブログを始めることにしました。私も人生後半、楽しく毎日を過ごしたいと思っています。何気ない出来事が、幸せに感じられるように日々の暮らしをブログに綴っていきます。どうぞよろしくお願いします。

 

See you soon🥰

 

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