こんにちは。あおです😄
ご訪問いただきありがとうございます。
濃厚接触者になった息子ですが、感染することなく10日間自宅待機後、無事職場復帰することができました。(今は自宅待機期間7日間に短縮されましたね。)
息子の彼女も元気になりました。
ご心配いただきありがとうございました🙇♀️🙇♂️
さて今日はポーランドの街巡りシリーズの5回目、琥珀の街についてお伝えしたいと思います。
*目次*
グダンスク
バルト海沿岸のグダンスクは、ポーランド最大の港町であり、歴史ある美しい街です。
14世紀にはバルト海沿岸地域の貿易を牛耳ってヨーロッパ北部経済圏を支配したハンザ同盟の都市として栄華を極め、現在もポーランド北部の歴史・文化・観光の一大拠点となっています。
運河沿いには観光客を乗せたフェリーやかつての商船を復元した船が行き交っています。
そしてグダンスクはバルト海における琥珀産業の中心地なんです。
琥珀とは
琥珀といったら、何を思い出すでしょうか?
琥珀色のウイスキーやブランデー……?
映画「ジュラシックパーク」を思い出した方も多いかもしれません。
琥珀の中に閉じ込められた恐竜の血を吸った蚊から、恐竜のDNAを抽出して恐竜のクローンを作るというストーリーでしたね。
私は最初、琥珀って、べっ甲に似た地味な宝石?ぐらいの認識でした。
しかし、知れば知るほど琥珀に壮大なロマンを感じ、神秘的な色や内包物に魅せられていきました。
琥珀ができるまで
ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが……
琥珀は、樹木の樹液が長い年月をかけて化石化したものです。
もう少し詳しく言うと……
樹木の樹皮が傷つけられると、樹液がでます。
樹液は花粉や葉っぱ、木片、コケや空気、雨や霧の水滴、時には虫や小動物までも閉じ込めながら地上にしたたり落ち固まって、土とともに堆積します。
そして何千万年という長い歳月を経て化石化したものが琥珀です。
バルト海の琥珀
琥珀はアンバーともいい、バルト海の琥珀はバルティックアンバーといいます。
琥珀は世界各地で採れますが、バルト海の琥珀は既に絶滅した樹木から生まれたもので、その品質、希少価値から愛好家にとても人気があるそうです。
自然豊かな森林で多くの琥珀が誕生したのち、この地域は海底に沈んでしまいました。
そのためバルト海の琥珀は「海の琥珀」と呼ばれ、嵐の後には多くの琥珀の原石が海岸に打ち上げられるそうです。
琥珀の魅力
琥珀の原石は丁寧に磨かれ宝石として生まれ変わります。
全てに内包物が含まれているわけではありませんが、同じ物はふたつとありません。
樹液が固まる時に入った空気によって出来たとされるグリッターが光に透かしてみるとキラキラ輝き、見る人を魅了します。
軽さ
琥珀は樹液の化石で、唯一水(塩水)に浮く最も軽い宝石です。
そのため、大ぶりに見えるアクセサリーでもとにかく軽いので、身につけているのがとても楽です。
色
琥珀は透明なものから半透明なもの、不透明なものとあります。
色も黄、茶、赤、白、青、緑、黒など多彩で約250色あるといわれています。
琥珀の色として有名なのは、やっぱりウイスキーやブランデーの色ですね。
最近は不透明なやさしい色合いの乳白色が人気があるそうです。
内包物
一般的に宝石は不純物を含むと価値が下がるのに対して琥珀は内包物があるほど価値があるとされます。
よく見ると黒い点などが見られますが、これは数千万年前の花粉や木片などが入り込んだものです。
虫入り琥珀はさらに貴重で、珍しい内包物を閉じ込めた琥珀は価値が上がります。
まさに太古の地球から届いたタイムカプセルですね。
マリアツカ通り
バルト海の琥珀の名産地グダンスクには、琥珀を扱うショップが多く、露天から宝飾品店まであるので、予算に合わせた買い物ができます。
特にマリアツカ通りは石畳の小道の両側に琥珀アクセサリーのショップが軒を連ねていて、端から端まで眺めているとあっという間に1日たってしまいます。
デザイナーが、色と形が異なる琥珀とひとつひとつ向き合いながらデザインするので、オリジナリティにあふれたアクセサリーに出会えます。
私は虫入り琥珀が欲しかったけれど、やっぱり高価なのであきらめました。
それに虫入り琥珀の虫ってハエ、アブ、蟻、クモ、ムカデといったものが多いので、アクセサリーとしてはどうかな……とちょっと考えてしまいますよね😁
さいごに
グダンスクには琥珀博物館もあり貴重な虫入り琥珀や琥珀を使ったさまざまな装飾品などを見ることもできます。
古くからポーランドでは琥珀は「不死身」「永遠」のシンボルとして大切にされてきたそうです。
琥珀(バルティックアンバー)はポーランドの代表的なお土産品でもあるので、自分だけのとっておきを探すのも楽しいですよ。
日本に比べれば破格の値段でよい琥珀が手に入ります😊
写真は2019年3月のものです。
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