こんにちは。あおです😊
ご訪問いただきありがとうございます。
ロシア軍がウクライナ侵攻を開始し、まさかと思いましたが首都キエフ攻略に向けて攻撃を続けています。
私達と同じように平和に過ごしていたウクライナの人々がいきなり戦争に巻き込まれ、多くの人が命を落としていると思うと心が痛みます。
ウクライナにとって一番不幸なのは地理的問題。
ロシアにとって、国境を接しているウクライナはNATOとの緩衝地帯です。
それに加えて歴史や宗教、民族の問題が複雑に絡まり、一筋縄ではいかない根深い問題となっているようです。
ポーランドはウクライナと国境を接している隣国。
連日テレビではポーランドに避難するウクライナの人々の様子が伝えられています。
私がポーランドで暮らしていた時も、ポーランドで働くウクライナ人はとても多く、友好都市提携を結ぶなどウクライナとは密接な関係にあるように感じました。
そしてポーランドも旧ソ連の侵攻によって国土の喪失を強いられてきた国なので、ウクライナの人々の気持ちがよく理解できるのだと思います。
ポーランドの支援は素晴らしいなと思います。
ウクライナの人々が故郷に安心して戻れる日はいつになるのでしょうか……
前書きが長くなってしまいました。
今日はポーランドの街巡りシリーズの6回目、美しい切り絵の街についてお伝えしたいと思います。
*目次*
ウォヴィチ
ワルシャワから西へ80㎞、電車で1時間ほどのところにウォヴィチという小さな街があります。
ウォヴィチは人口3万人の小さな街ながら独特の民族文化があり、切り絵発祥の地として有名です。
ウォヴィチの切り絵
ウォヴィチの切り絵は、19世紀頃、家を綺麗に飾りつける目的で主婦の間で広まったのが始まりだそうです。
そのため、モチーフも花や鳥など身近なものが多いのだとか。
台紙に幾重にも色紙を重ねた花模様や鳥模様は、まるで万華鏡のようです。
細かい柄と鮮やかな色彩は美しく、ウォヴィチの切り絵はヴィチナンキと呼ばれポーランドの代表的なお土産の一つになっています。
ひとめ見たらお土産にしたくなりますが、街には切り絵を扱うショップが点在しているので眺めるだけでも楽しいです。
切り絵体験
ウォヴィチで友達と切り絵体験をすることにしました。
切り絵に使われる大きなはさみは、羊の毛を刈るときに使う羊毛ばさみです。
ウォヴィチの切り絵はこのはさみを使ってつくることになっているそうです。
まずは切り絵職人の方が実演してくれました。
熟練した手つきでリズミカルに切っていきます。
あっという間におんどりができあがりました。


おんどりのモチーフは、とても人気があります。
私達は体験用キットに挑戦!


黒い紙でまず枠と模様の縁取りをつくり、その後に色紙を重ねて貼っていきます。
体験用キットには、既にできあがった黒い枠と、小さい形に切った色紙が入っていました。
あとはのりで貼るだけですが、手がベタベタしてなかなか大変…😅
ウォヴィチ博物館
ウォヴィチ博物館では、切り絵や刺繍、民族衣装、織物、彫刻作品など、ウォヴィチのフォークロア芸術の数々をみることができます。
ヴィチナンキ(切り絵)の部屋には、美しい切り絵の作品がたくさん展示されていました。
結婚式や宗教行事などを表現したものもあり、村の生活を垣間見ことができます。
ヴィチナンキ(切り絵)でデコレーションされたクリームポットもとても素敵!
生活がアートと結びついている感じです。
ウォヴィチは民族衣装のかわいらしさでも有名です!
華やかな花の刺繍がとても綺麗で、着てみたくなりました。
庭に出ると、この地域の伝統的な木造家屋をみることができます。
中にも入れて、家の中の様子もわかります。
こちらは白壁に花柄のお家!
かわいらしいです。
ふと視線を感じて…
この不気味なものは、何だろう…と思ったら、昔の蜂の巣箱なんだそうです。
さいごに
ポーランドの田舎の雰囲気が味わえる美しい切り絵の街はいかがでしたか?
かわいいポーランド雑貨探しの旅にはオススメの街です。
今回の写真は2019年9月のものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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