こんにちは。あおです😊
ご訪問いただきありがとうございます。
これまでポーランドの世界遺産について何度か記事にしてきましたが「クラクフの歴史地区」をまだ取り上げていませんでした。
ワルシャワがポーランドの東京ならば、クラクフはポーランドの京都。
遠い記憶になる前にクラクフのことも記事にしておこうと思います。
ポーランドの古都クラクフはそれはそれは美しい街なので、写真だけでもご覧下さい。
*目次*
クラクフの歴史地区
クラクフは1596年に首都がワルシャワに移るまで、何世紀にもわたりポーランドの首都として栄えました。
第2次世界大戦時には、ナチスドイツに占領されたものの奇跡的に爆撃を逃れ多くの歴史的建造物が今に残っています。
中世の風情が残る美しい街並みはポーランドいちの観光都市で、街全体が世界遺産に登録されています。
中央広場
中世からそのまま残っている広場としてはヨーロッパでも最大級。
広場には歴史あるレストランやカフェが軒を連ねています。
広場の中央に織物会館があり、東に聖マリア教会があります。
↑豪華な装飾がほどこされた二頭立ての馬車が並んでいます。
馬車の後ろに見えるのが織物会館。
聖マリア教会
中央広場の一角にあるひときわ目を引くレンガ造りの建物が聖マリア教会。
ポーランドで最も美しいとされる教会です。
その塔の上からは毎時ラッパの音が街中に響き渡ります。
ラッパの伝説
昔、モンゴル軍がクラクフを襲った際、敵襲を告げるラッパがこの教会の塔の上から吹き鳴らされたそうです。
しかしその時、モンゴル兵の放った矢がラッパ吹きの喉を貫き亡くなってしまいます。
このラッパ吹きを追悼し、今でも24時間365日休むことなく毎時ちょうどに、塔の上からラッパが吹き鳴らされています。
しかし、そのメロディーは、ラッパ吹きに矢が刺さった時と同じように、毎回突然、途切れて終わってしまうのです😱
織物会館
かつては織物の取引所として利用された織物会館。
現在は複合施設となっていますが、1階は土産物店となっており、通路の両側には民芸品、琥珀、ポーリッシュポタリー(ポーランド食器)などを売る小さな店がぎっしり並んでいます。
可愛いお店を見ながら歩いているだけでウッキウキ。
ポーランドって可愛い雑貨が本当に多くて、しかもとってもリーズナブル!
乙女心❤️を鷲づかみです!
↓ポーランドの民芸品(購入品をご紹介😆)
❤️ポーランドのマトリョーシカ
❤️刺繍入りマスク
❤️ピサンキ(ろうけつ染めのイースターエッグ)
❤️木や花など伝統的な模様が彫り込まれた小箱
ヴァヴェル城
ヴィスワ川沿いのヴァヴェルの丘に建つヴァヴェル城は、14世紀に建設が始まり、首都がワルシャワに移るまで歴代の王たちの居城でした。
竜の伝説
ヴァヴェル城の城壁の最もヴィスワ川に近いところに竜の洞窟があります。
伝説によれば、昔そこに竜が住んでいて、近くに住む美しい娘をさらっては食べていたそうです。
そこで、ある靴職人の弟子が、タールと硫黄を染みこませた羊を竜に食べさせると……
喉が渇いた竜はヴィスワ川の水を飲み続け、体が破裂してしまいます。
その後、竜を退治したこの賢い靴職人の弟子は、王の娘と結婚して幸せに暮らしたそうです。
↓これがその竜で、時々口から火を吹きます。
その瞬間を写真に撮りたかったんだけど、残念。
チャルトリスキ美術館
クラクフにあるポーランドで最も古い美術館です。
この美術館、こじんまりとした邸宅美術館でとっても素敵。
規模は大きくないのですが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」を所蔵しています。
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画は全部で13作品しかありません。
そのうち女性肖像画は4作品のみ。
あの「モナリザ」と並び称される最高傑作なんだそうですよ🤔
美しい若い女性ですね。
白貂は、白い毛を穢されるくらいならむしろ死を選ぶといわれているそうです。
そこから白貂は「純潔」の象徴となり、白貂を抱く女性もまた貞潔の徳の主として鑑賞されてきたようです。
そんな白貂のぬいぐるみに惹かれましたが…😅写真を撮るだけにしました。
コロナ感染予防のポスター「マスクをした白貂を抱く貴婦人」もチャーミング❤️
ベーグル発祥の街
クラクフでは街のいたるところでオブヴァジャネクと呼ばれるリング状のパンが売られています。(1個2ズロチ=約60円)
見た目も製法もベーグルとよく似ており、実はポーランドはベーグル発祥の地と言われています。
でも実際食べてみたところ、私の知っている日本のベーグルとは大違い。
歯ごたえがあって、素朴な塩味。
始めは美味しいとは思わなかったけれど、これが、だんだんくせになって。
今でも時々食べたくなります。
世界初の世界遺産
現在世界中に1154件の世界遺産がありますが、1978年に初めて登録された世界遺産は、わずか12件。
「クラクフの歴史地区」は世界初の世界遺産の一つです。
↑フロリアンスカ通り
↑聖ペテロ聖パウロ教会
中世の雰囲気を残す古い通りの城壁跡で、絵画を売っているのを眺めたりしながら、足の向くまま歩くのが、とっても心地よい街。
時間が経つのも忘れてしまいます。
まだまだ素敵なところはあるのですが…
長くなってしまったので、このへんで🙇🏻♀️
さいごに
現在、ポーランド南部のクラクフはウクライナ国境に近く、多くの避難民を受け入れています。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年以上が過ぎました。
戦争の長期化で、避難民だけでなく支援する側も苦しい状況だと聞きます。
戦禍と隣り合わせの日常は以前とは違っていることでしょう。
こんなに長くなるとは思わなかったこの戦争、終結するどころか、拡大しそうな雰囲気があって怖いです。
なぜ戦争がいけないのかわかっていても自国を守るためにやめられない…
ささやかな暮らしが壊されて、大切な人を失う悲しみを考えただけでも心が痛い。
縁があって暮らしたポーランドですので、隣国ウクライナと共に気がかりです。
「クラフク歴史地区」
いつかまた訪れたい街です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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