こんにちは！あおです。
ご訪問いただきありがとうございます。
ご無沙汰しておりました😅
2月に入り
卒園、卒業証書の名前書きの依頼があり
今年も、せっせと書いていました。
書くのはよいのですが
書いた後、墨が乾くまで
お部屋いっぱいに広げておかなければならず
足の踏み場もなくなってしまうのが大変！
3月に入り
ほっと一息ついたところです。
この名前書きも
お仕事ではないので
ボランティアかな…と思いつつ
今日は
私が参加している
ボランティア活動について
書きたいと思います。
オンライン日本語会話！
日本語を学ぶポーランドの大学生に
実際に日本語を使う機会を
提供しています。
日本語教師ではないので
日本語で
普通に会話し
学生たちの実用会話の
お手伝いをします。
元々、ポーランドに住んでいた時に
参加したボランティア活動で
その時は
いくつかのグループにわかれて
対面で行っていました。
帰国後はオンラインで
ポーランドと日本を繋ぎ
基本的に1対1で
行っています。
今は、夫と私で
女子大学生1人を担当していて
夫と私のどちらか1人になることも
ありますが
大抵3人で楽しく会話をしています。
実はポーランドは親日の国なのです。
ポーランド人が日本人に対して
親近感を抱くようになったのは
日露戦争で
日本が勝利した頃からではないかと
聞きました。
当時、帝政ロシアに
統治されていたポーランドは
極東にある小さな島国、日本が
あの大きな帝政ロシアを
打倒してくれたことを
痛快に思っていたようです。
そして第二次世界大戦中には
杉原千畝という日本人が
ポーランド系ユダヤ人6,000人に
独断でビザを発行して
ナチスの虐殺から救いました。
「シンドラーのリスト」という
映画がありましたが
その日本版ともいえる杉原千畝さんの
勇気ある行為をポーランド人は
忘れていないのです。
社会全体が親日であることに加えて
最近では日本の漫画やアニメなどの流行で
ポーランドでは日本語を学ぶ学生が
急増しているそうです。
ワルシャワ大学（日本の東大のイメージ）
ヤギェウォ大学（日本の京大のイメージ）
などの日本学科は
受験の競争率も
かなり高くなっているとか。
私達の担当しているユリアさん（仮名）
とにかく真面目で勉強が大好き。
しかも20歳の美少女。
夫はとっても楽しそう！
日本文学は私よりきちんと読んでいて
ポーランド語に翻訳された
たくさんの本を見せてくれました。
卒業後は日本で仕事をしたいそうです。
日本語を通して日本の事情や
文化、風習を知りたい
ユリアさんと会話していると
私の日本に関する知識の曖昧さに
気付かされます。
この活動は私自身も
ポーランド事情だけでなく
日本のことをより深く
知るきっかけとなりました。
ユリアさんとの会話のなかで
こんな質問がありました。
日本で有名なポーランド人と言ったら誰？
皆さんも考えてみてください。
まずはやっぱりこの人でしょうか！
↓
ピアノの詩人
ショパン！
↓↓ワルシャワ近郊の
ジェラゾヴァ・ヴォラにある生家
（今は博物館となっています）
この人を思い浮かべた方もいらっしゃるかも！
↓
女性として初めてノーベル賞を受けた
マリー・キュリー夫人！
↓↓ワルシャワ旧市街に生家があります。
（今は博物館となっています）
この人もポーランド人ですよ！
↓
天文学者
コペルニクス！
↓↓トルンに生家があります。
（今は博物館となっています）
そのほかにも…
自由労組連帯の指導者で
ノーベル平和賞を受けた
ワレサ書記長
前ローマ法王
ヨハネ・パウロ2世
ちなみに息子は
サッカー選手
レヴァンドフスキ
と言っていました。
それでは、逆に
ポーランドで有名な日本人と言ったら誰？
と聞いてみると…
ユリアさん、しばし沈黙。
もちろん日本学科のユリアさんは
たくさんの日本の著名人を知っていますが
ほとんどのポーランド人は
日本の著名人を知らないようです。
ようやく出てきた日本人は
Ryouyu Kobayasi
？
日本のスキージャンプ選手で
日本人男子初のスキージャンプ
ワールドカップ総合優勝者
小林陵侑選手でした👏🏻👏🏻
ポーランドは
ウインタースポーツが盛んだからねぇ…🤔
「それにしてもほかにはいないの？」
と聞いたら
杉原千畝さん
安倍晋三元首相
と名前があがりましたが
ほとんどのポーランド人は
日本の著名人をあげることが
できないそうです。
親日の国だったはずなのに！？
ウクライナ侵攻の影響
ロシアが軍事侵攻を開始してから2年。
ウクライナでは多くの人命が
失われる悲劇が
今なお続いています。
ポーランドは
戦禍のウクライナと
国境を接しているので
その影響について
ユリアさんとの会話で
時々話題にのぼります。
ユリアさん自身の生活には
特に影響がないようですが
戦争が長引き
ポーランドとウクライナの関係も
変わってきているようです。
戦争が早く終わることを願っていますが
これだけの犠牲者を出し
どんな形で終わるのか…
先が見えません。
平和の大切さを痛切に感じます。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日のマクロ写真
春の黄色いお花たち
(左）クリサンセマム・ムルチコーレ
(右）ハナホタル
↑↑100均マクロレンズで撮影
