こんにちは。あおです😊
ポーランドより帰国して、もうすぐ1年が経とうとしています。
私の記憶と撮りためた写真が新しいうちにポーランドの色々な街について時々記事にしたいと思いました。
マイナーな国ポーランドの魅力を感じていただけたらと思っているので、写真多めであまり詳しい情報はなしですが、もしよろしければ、おつきあいください。
それでは今日は、ポーランドの街巡りシリーズの3回目、かわいい陶器の街についてお伝えしたいと思います。
*目次*
ボレスワヴィエツ
ドイツ国境に近いポーランドの南西部にボレスワヴィエツという小さな街があります。
ボレスワヴィエツは良質な陶土に恵まれたことから、中世より陶器作りで知られた街です。
ボレスワヴィエツ陶器は、今でも昔ながらの技法によって手作業で作られているので、この街にはたくさんの工房兼ショップがあります。
この写真は、昨年の「陶器祭り」の時ものですが、ここはボレスワヴィエツの旧市街広場です。
旧市街広場には、美しく保存されたバロック様式やルネッサンス様式の建物が並んでいて、教会や市庁舎があり、広場を囲んでレストランやカフェが軒を連ねています。
ボレスワヴィエツ陶器(ポーリッシュポタリー)の特徴
まず、ボレスワヴィエツ陶器の特徴を簡単にご説明します。
地元産の陶土を原料としており、伝統的な技法によって、一つ一つ手作業で作られている陶器です。
職人による絵付け作業は、最も手間と時間がかけられていて、スタンプや絵筆によって描かれたユニークで華やかな模様が、とても魅力的です。
ボレスワヴィエツ陶器といえば、丸みが強調されたぽってりとしたフォルムと孔雀の目(ピーコックアイ)といわれる目玉のような小さな丸がたくさんある絵柄で世界中にその名を知られています。
これが伝統的な柄です↓
しかし今では伝統を尊重しつつも、ボレスワヴィエツの大小さまざまな陶器工房が、日々新たなデザインを生み出しているので、形も絵柄もとにかく種類が豊富です。
特に最近は、ポーリッシュポタリーと呼ばれ、愛らしい形にぴったりのかわいらしさを追求した絵柄が人気です↓
またポーリッシュポタリーは、見た目のかわいらしさだけでなく、実用性も兼ね備えています。
ヨーロッパの有名な高級陶磁器と違って、お値段もあまり高くないし、丈夫で、食洗機・オーブン・レンジ対応という普段使いに最適な陶器です。
最近、日本でも人気急上昇中なんだとか……
ポーランドで暮らすまでは、ポーリッシュポタリーのことなど、全く知らなかった私もすっかりファンになってしまいました。
今では我が家はポーリッシュポタリーだらけです。
ボレスワヴィエツ陶器祭り
毎年8月下旬の5日間、恒例の「陶器祭り」が開催されます。
期間中は街のあちこちに陶器の露店が出店されるほか、各種イベントが行われます。
ポーランド各地のみならず、世界中のポーリッシュポタリーファンが集まる盛大なお祭りです。
もちろん期間中はお値打ち価格で陶器をゲットできるチャンス!
アウトレット商品、新商品もたくさん見ることができます。
↓こちらは、旧市街広場のメイン会場です。
昨年も今年もコロナ禍で中止かと思われましたが、規模を縮小して開催されました。
早くコロナが収束して以前のような盛大なお祭りが復活するように願うばかりです。
ボレスワヴィエツの工房兼ショップ巡り
それでは、いくつかの工房兼ショップを訪ねてみましょう。
ミレナ社
ミレナ社は、ボレスワヴィエツの中心部から少し離れたところにあり、こちらの陶器の素朴でかわいらしい雰囲気の模様は、ポーランドの美しい田舎の風景や花々からインスパイアされているそうです。
↑壁が食器棚のようになっていて、ポーリッシュポタリーが飾られています。
入り口から、とってもかわいい……😍
↓こちらで絵付け作業を見せていただくことができました。
裏口から外にでると、大きなお庭があって、あまりのかわいさに感激でした。
かわいいかわいいかわいい😍
ポーランドの美しい田舎の雰囲気が感じられます。
アルティスティッチナ社
ボレスワヴィエツの2大大手の一つで、かわいらしいデザインが多く日本でとても人気があります。
アルティスティッチナ社は絵柄の種類が最も豊富で、絵付けの巧みさがこの工房の特徴です。
「陶器祭り」の期間中には、大きな庭に美しい花とともにたくさんの陶器が展示され、販売されていました↓
ザクワデ社
ボレスワヴィエツの2大大手のもう一つで、最も古く伝統がある工房です。
社名に「ボレスワヴィエツ」という地名を入れることが許されているのはこの工房だけで、国賓への贈り物もここの器が用いられるそうです。
やはり全体的に伝統的な柄のクラシックな器が多いのが、この工房の特徴です。
↓「陶器祭り」の期間中には、伝統柄ファッションのお姉さんがいっぱい出現!?
マヌファクトゥラ社
2大大手ザクワデ社とアルティスティッチナ社に続く規模をもち、全体的にモダンでスタイリッシュなデザインが多いです。
陶器の割れた破片を組み合わせてデザインされているテーブルが置かれていたり、トイレの洗面台や照明器具もボレスワヴィエツ陶器でできていたり、とてもオシャレ↓
さいごに
ボレスワヴィエツの小さな街には、日本ではあまり知られていない工房(ヴェナ社やヴィザ社など)がまだまだあります。
「陶器祭り」の期間でなくても、ポーランドのほかの都市で購入するより断然安いし、圧倒的な品揃えです。
そして器だけでなく椅子や置物やアクセサリー等、ボレスワヴィエツ陶器の雑貨もたくさんあります。
かわいいものに目がない人にはぜひ訪れてほしい街です。
私もまたいつか絶対に行きたい!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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